原油先物CFD取引の実践とトレードテクニック【基本は空売りを狙う】

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原油先物をCFD口座で実際に取引してみます

さて、前回は「原油CFDの特徴と原油価格に影響与える要因について」ということで原油CFDの解説をしました。

ですが、理論とゴタクをいくら並べられても、実際におカネが儲からないことには絵に描いたモチでしかありません。

ここからは、現実の相場を使いつつ、実践していきたいと思います。

使用する証券会社はGMOクリック証券で、運用資金は100万円。

今回は短期(2~3日)で2~3万円を狙いますので、建て玉は10枚にします。余禄ですが、上記は生活の手段としてトレードを行う場合の想定です。

小遣い程度でいいや、というのでしたら資金は10万円、建て玉1枚で一週間で5000円ぐらいはローリスクで狙えますので、軍資金の額次第で投資金額は増減させてください。

トレードのルールを決める

上は今週の水曜日(2017年5月24日)に原油CFD取引をスタートさせる直前のチャートです(日足)

今年は3月まで55ドル前後のレンジ相場で推移していましたが、その後は2週間程度で7~8ドル幅で上昇・下落のトレンド相場となり、ゴールデンウィーク頃に44ドル割れと暴落しましたが、直後から一転してアップトレンドに入っています。

移動平均線(SMA)に目を移すと長期の60日線はレンジ相場が崩れたあたりから緩やかに下り坂、中期の20日線はトレンド相場に入ったあたりで長期線を下抜けした後は長期線をレジスト(上限)に動いています。

短期の5日線は、おおむねローソクに沿って動いていますが、特徴として、中期線を抜けて、更に長期線を抜けると程なくして逆方向に方向を変えているのが見て取れます。

以上から

①長期的には下落方向

②中期的には長期線(50ドル弱)まではありうる

③短期線は中期線を上抜けし、さらに長期線も上抜け。

の3条件が、現在揃っており、また、前回も述べたとおり、世界的な原油消費の増大や、生産の縮小は見込めないことからその価格が大きく上昇することは考えにくいと思われますので”売り”で入ることに決めます。

前回の原油CFD見通しとしてロスカットは55ドルあたりに置き、40ドル前後を目標に下値を追う方向で・・・としていましたからこの点もOK

日本、アメリカとも株価は膠着状態で、ドル/円相場も方向性を欠いており、これらが原油価格に影響を及ぼすことは、今回は考えなくてもいいでしょう。

参考にしたチャートが今年はじめから現在までの比較的短いものであることから、トレードスタイルは「デイ~スイング」で一週間以内には決済することとします。

玉を建てる

以上から、最終的には建値51.75ドルで10枚”売建”てしました。

時間は値動きが活発になるヨーロッパマーケットのスタートに合わせたのと、飲みに行く約束があったんで、その出発直前の17:30分。

このとき一枚取引するのに必要な証拠金が2950円ほどでしたので、必要な証拠金は29500円程度でした。

世界経済のベースになっている商品に投資するにしては、リーズナブルかと思うのですが、いかがでしょうか?

そして、各種情報を加味して「上昇幅は限定され、下落幅は大きくとれる」と想定し、利益目標価格を49ドル、損失限界目標を53ドルに決定。

この意思決定から発注までの手順をコンピュータに任せるのが、システムトレードやオートトレードというのですが、この話は次の機会に。

本来はOCO注文でオートにしておくのです、今回は成行に任せて2~3日放置。

予想外に早く下落してくれました。

OPECの減産延長とかいうニュースはありましたが、それにしても一気に落ちたモンです。

今回は、予想より早く目標値に達しましたので、ココで利益確定。

決済、そして次の取引へ

2~3日で2~3万円。一応達成しました。

もっともこんなにウマくいくことは10回のうち1回程度です。あとの3回ぐらいがどうにか利益が出せて、5回は損、1回は大損ってのが基本ですね。

損失をすくなくして、利益を増やすコツとしては「想定がハズれた場合の損失を限定し、当たった場合は取れるだけ取る」コトですね。

今回のケースですと、損失限界が1.3ドル幅に対し、利益確保は2.8ドルと2倍強にしておいたコトですね。

これは私の経験から、原油の値動きのクセと統計・確率的傾向を総合して出した数字なので、相場に入るタイミングが違えば、また違った数字になると思います。

また、余裕があれば利益確定は47ドルあたりまで待ってもいいのですが、最初にトレード期間を一週間以内に決めていましたので、予定の利益が出た時点でOKとしました。

これもその時々によって、トレード期間は違ってくるハズです。

次に相場に入るタイミングとしては、短期線が中・長期線を下方向にクロスして48ドルに接近するか割り込むあたりですかね。今度は”買い”が基本になるかと思いますが、チャート次第ではもう一段の下落を見込んだ”売り”の可能性もあります。ま、こればっかりはそのときになってみないと分かりませんね。

ちなみに原油CFDはボラティリティ(変動率)の大きさではトップクラスで、スキャルピング(数秒~数分で決済する超短期トレード)も可能な、おそらく唯一のCFDですので、興味のある方は試してみるのも一考でしょう。

ただ、パソコンやスマホから目を離すことが出来なりますし、時間も深夜帯がメインになりますので、夜型の人でないとキツいでしょうが。

次はダウ先物の解説です
ダウ工業株30種平均(米国30CFD)をトレードしてみる【注目の指標雇用統計】

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