ダウ工業株30種平均(米国30CFD)をトレードしてみる【注目の指標雇用統計】

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アメリカの代表的株価指数である、ダウ工業株30種平均(ダウ平均とも)は耳にしたことがあるかと思います。

ヤフーのトップページの「経済」には「NYダウ」と表示されていますし、”ダウ30”とか”米国30”などとも言われますが、全部同じものです。

CFDでは”米国30”と表示されることが多いので、今回の記事内では米国30で統一します。

ちなみに米国30CFDはCME(シカゴ・マーカインタイル・エクスチェンジ=シカゴ・マーカンタイル取引所)に上場されているダウ先物ミニが原資産となっています(※GMOクリック証券

ダウ工業株30種平均とは

ダウ工業株30平均は、アメリカのニューヨーク証券取引所とナスダックに上場している、様々な業種の代表30社の株価から算出されている株価指数です。

世界一の経済大国であるアメリカを代表するような30社から構成されているので、世界経済の指標として多くの政府、企業、投資家から注目されています。

ダウ平均株価の構成銘柄一覧

アップル、インテル、マイクロソフト、メルク、シスコシステムズ、エクソン・モービル、ゼネラル・エレクトリニック(GE)、IBM、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、ナイキ、JPモルガン・チェース、ユナイテッド・ヘルス・グループ、ファイザー、マクドナルド、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、ボーイング、ビザ(Visa)、スリーエム(3M)、ウォルト・ディズニー、ユナイテッド・テクノロジーズ、ベライゾン・コミュニケーションズ、ゴールドマン・サックス・グループ、ウォルマート・ストアーズ、アメリカン・エキスプレス、コカ・コーラ、デュポン、シェブロン、キャタピラー、ホーム・デポ、トラベラーズ
※2017年現在

おそらく、いくつも見たことのある会社名が見つかったはずです。

IT企業に保険金融、日用品にスポーツ用品、石油化学、通信にレジャーとこれぐらい多種でメジャーな会社の株価が組み込んであるので、注目されるのも当然です。

それに加え、ニューヨーク証券取引所の時価総額(株式数×株価)はダントツの世界一で、日本の東京市場のように個別株に値幅制限(ストップ高・安)が無いので、景気指標や企業の業績によって株価がダイナミックに動きやすい傾向があります。

で、下図が昨年晩秋あたりからの米国30のチャートなのですが、11月前半にど~んと下ヒゲの伸びた陽線が出てますが、だいたい察しが付いているでしょうが、そう、トランプ大統領が当選した日ですね。

結果論ですが、この下ヒゲを捕らえられたら、かなりの利益が出せたはずです。

もちろん私もさすがに手が出せませんでしたので、何も言うことはないのですが、相場には常にチャンスが転がっていることは感じてもらえたのではないでしょうか。

この後も一本調子で上昇を続け、現在は21000ドル超となっていて、22000ドルを窺おうかという勢いです。

注目の指標・・・雇用統計

米国30にもっとも影響を及ぼすといわれているのが、米(国)雇用統計です。

特に非農業部門の雇用者増加数(と失業率)が注目されていて、事前予想より増加数が上回れば景気は力強いと解釈され、株高・ドル高・債券安になり、下回れば株安・ドル安・債券高というのが基本です。

毎月第一金曜日に発表されるので、次は7月7日の金曜日ですね。

この指標の良し悪しで、米国30だけでなく、日経平均(正確には先物)やFX相場が面白い動きをするので、七夕の日ですが、日本時間の21:30は夜空ではなく、モニターを眺めてみてはいかがでしょうか。

ところで、事前予想より多いか少ないかを見るといいましたが、その予想をするのは、各金融機関のエコノミストたちです。

彼らは毎週木曜日に発表される「新規失業保険申請件数」と雇用統計前に発表される「ADP雇用リポート」を参考にして予想をするのですが・・・この予想、あんまり当たりません。

ズレて当然、平均して4~5万人は違うので、この範囲なら、誤差と言ってもいいでしょう。

競馬で言うと、新規失業保険申請件数が調教で、ADP雇用統計がパドックみたいな感じでしょうか。専門家の予想がアテにならないのは、どの世界も同じようです(笑)

ちなみに、このとき発表されるので飽くまで「速報値」で、翌月に正確な数字に修正されるのですが、全く違う数値になることも珍しくありません。

が、そちらのほうはなぜか問題にならないですね。

失業率も、最近は下がるところまで下がった(アメリカでは転職が日常茶飯事なため、失業率5.3~5.4%で完全雇用とされている)ため、あまり重要視されていません。

ダウ平均は影響力が大きい

しつこいようですが、ダウ平均はアメリカのみならず世界を代表する株価指数です。

なので、アメリカ国内の株式だけではなく、為替や日本の株価などにも影響があります。ダウが上昇しているからという理由で日経平均が上昇することも少なくありません。

そのため、米国30や他のCFD銘柄を取引する人だけではなく、FXや日本株を取引する人もダウ平均の動きをチェックしておいて損はないのです。

もっとも、何千とある上場企業のたった30社の平均値ですから「ほんとに正確なの?」という疑問はあるでしょう。

しかし、いまのところ他に頼れる指標も無いし、なにより多くの人が信仰(?)していますので、信じるしかないというのが実情です。

対象市場をニューヨーク証取とナスダック以外にも拡げ、対象企業を500社に増やしたS&P500指数(CFDでは米国S500)やナスダックの上位100社(金融業以外)を基準に算出したナスダック100指数(CFDでは米国NQ100)もありますので、同時進行でチェックしてみるのもオススメです。

投資家やファンドによってはダウよりS&Pのほうを重視するところもあるようですしね。

ダウ平均と同じ期間のS&P500とナスダック100のチャートを載せておきますので、参考にしてみてください。

S&P500指数

ナスダック100指数

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